園の概要about

信和保育園の保育方針Policy

  • 保護者から安心と信頼を寄せられる保育施設を目指します。
  • すべての職員は園児や保護者に寄り添い、ひとりひとりを大事にした保育を行います。
  • 子どもたちが初めて出会う“社会”として社会性・道徳性・規範意識に触れる機会を作り、コミュニケーション能力、自尊感情や他者への共感を育みます。
  • 小学校就学に向けた文字・数指導や音楽・絵画の表現活動を計画的に行い、近隣の小中学校と連携した保育を行います。
  • 地域子育て支援拠点事業『次郎丸中子どもプラザ』と連携して、未就園児の子育て支援など地域に開かれた児童福祉施設を目指します。

保育園との関係は「三輪車」Relation

信和保育園は国が定めた「保育所保育指針」を遵守する認可保育園です。細かな安全基準が設けられ、様々な保育ニーズに応える施設です。認可保育園は安心してお子さまを預けることができる施設なのです。しかし、残念ながら保育園は「子育てを支える」施設であって子育てのすべてを任せられる万能の施設ではありません。言ってしまえば「就労や介護など家庭で保育ができない時間帯の子育て施設」です。ですので「子どもと向き合っている時間帯の家庭」と手を取り合って子育てを行う施設なのです。これに地域を加えて3者が支え合ってこそ、より機能的で合理的な子育てが展開されると考えています。

保育園の役割を三輪車の前輪と考えてみましょう。子どもが小さな足でペダルに動力を加えて動き出そうとします。「養護と教育」を専門にする保育園には発達に関するノウハウが蓄積されています。子どもの力を大地に伝え、前に動く力を引き出し、時にハンドルに手を添えて正しい方向へと導く…生きる力を引き出す、これが保育園です。保護者と地域は後輪です。子どもが伸びようとする力を「愛の力」で後ろから支えます

信和保育園は
「素うどん」を目指す?!Udon

 保育は多様性に満ちています。天才棋士が育った保育園や英才教育を施す保育園、卒園時には全員がバック転できる保育園、自然を満喫できる保育園。うしろの二つに関しては結果や現状が見て取れるわけですので素直に「すごいなあ」と思います。でもそれ以外の保育で「才能が開花する」のを確認できるのは10年以上先というケースがほとんどですし、保育園時代に確約出来ることはありません。にも拘わらず、その内容の素晴らしさばかりが喧伝されているような気がしてなりません(10年後に『話が違う』と保育園にクレームを持ち込む方もいませんし)。園の片隅で、その極端な保育内容が合わず暗い顔した子どもも少なからずいるのではとつい考えてしまいます。

 信和保育園は遥か彼方の、かすんで見えない遠い先のことは約束できません。ただ、そんな遠くまで行くことが出来るだけの「たくましい力やそうぞう力」を保育園時代に培ってあげたいと考えます。「そうぞう」は「想像・創造」ふたつの意味があります。思い描く力と、それを実現させる力です。それを引き出したいと願うのが信和保育園です。そのために多くの活動を行います。サッカー教室、体育教室、音楽教室、和太鼓指導といった課内保育(お金はかかりません)や、運動会、お遊戯会、夕涼み会(5歳児)、社会科見学(5歳児)などの行事もあります。小さなお友だちのお世話を保育士になりきって行う「小さな先生」活動、保育士の得意分野を活かした飯盒炊爨(メスティン料理)やダンス、ゴム跳びなどの昔遊びなどを子どもたちが選択して過ごす自由保育も取り入れています。

 どんな保育を目指すのか…と問われたら「大人が勝手に(具を)選ばない、最高の素うどんみたいな子ども像」と答えることがあります。保育園の頃は様々な「好き」に出会い、「好き」の見つけ方を体験的に覚える。小中学校時代にはその「様々な好き」の中から「もっと好き」を見つけて欲しい。そして「本当に好きなもの」を見つけた時に、最高の素うどんの上に自分自身が選んだ最高のトッピングを乗せて欲しいのです。どんなトッピングでも自分で厳選できた食材なら、それはとても豊かな味(人生)になると思いませんか?敢えて信和保育園が目指す保育を説明すればそういうことです。

食育と給食Nutrition

信和保育園の給食は、福岡市から提供される栄養バランスが考えられたメニューを中心に、食材を十分に吟味し、何より子どもの笑顔が好きな給食職員が毎日心を込めて作っています。唐揚げ、ハンバーグといった人気メニューに加えて「煮物」好きの“渋い園児”が多いのも心を込めた料理のマジックでしょう。

「丈夫な身体になって欲しいから」と保育士たちも声掛けしていますが、近年は「完食」にはあまりこだわらないようにしています。食事は一日三食、給食の「お昼ごはん」だけ気合い入れても「苦手・嫌いな食べ物」を増やすばかりかもしれません。トータルでバランスがとれた食生活になるよう、家庭と連携して園児の成長を促していきたいと願っています。

園舎配置図Layout

信和保育園の配置図